運行管理者試験(貨物)の受験体験記

2019年9月13日運送業

試験会場先日、公益財団法人 運行管理者試験センター(NECO)で実施している運行管理者試験を受験してきました。試験は、3月と8月に年2回実施されます。試験会場は受験票に記載された場所になります。

今回の受験場所は、立正大学 熊谷キャンパスでした。

受験資格として試験日の前日において、自動車運送事業(貨物軽自動車運送事業を除く。)の用に供する事業用自動車又は特定第二種貨物利用運送事業者の事業用自動車(緑色のナンバーの車)の運行の管理に関し、1年以上の実務の経験を有しているか、または運行管理者基礎講習を修了している必要があります。

私は実務経験要件ではなく運行管理者基礎講習を修了した者として受験資格要件を備えて受験しました。

受験会場の立正大学 熊谷キャンパスへのアクセスへは、JR熊谷駅と東武東上線森林公園駅のバスターミナルから試験センターが無料の送迎バスを用意してくれていました。

キャンパスは広く、建物も点在しており、人数は分かりませんがたくさんの方が受けられたようです。私は、8号館でした。

試験時間は、90分です。

運行管理者試験会場

出題分野

出題分野(貨物)は下記の表のとおり出題されます。

科 目出題数
(1) 貨物自動車運送事業法(旅客自動車は道路運送法)8
(2) 道路運送車両法4
(3) 道路交通法5
(4) 労働基準法6
(5) その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力7
合  計30

運行管理者試験問題

合格基準

すべてマークシート式の選択方式です。
① 30問中18問以上の正解
② (1)~(4)の各分野は、1問以上、(5)の分野は、2問以上の正解

①と②の要件をどちらも満たしていれば合格となります。

近年の合格率は、30%前後で推移しています。
(参考) 令和元年度第1回試験の合格率 貨物 31.7% 旅客 31.8%

運行管理者証の交付申請

試験結果は、試験日から約1か月後に発表されます。
合格発表日に試験結果通知書が発送され、試験センターのホームページ上にも受験番号が掲載されます。

運行管理者試験に合格したら、運行管理者資格者証の交付申請をします。交付申請方法は、結果通知書に同封されてくる書類に記載されています。結果発表日から3か月以内に運行管理者証の交付を受けなければなりません。3か月以内に交付を受けないと試験が無効となってしまいますので注意しましょう。

運行管理者試験結果通知書運行管理者資格者証

私が使用した参考書

運行管理者試験は、過去問を見ても分かりますが、同じパターンの問題が繰り返し出題されています。参考までに私が使った書籍をご紹介します。

ご紹介するテキストと過去問題集は、解説も分かりやすく書かれています。独学で学ばれている方にもおすすめです。

過去問題集は、問題と解説が別冊になっていて切り離して使うことが出来ますので、特に学習するときに大変使いやすくなっています。

テキストと過去問を使い、間違えたところを正解するまで繰り返し学習すれば、合格ラインにたどり着くことができます。法改正情報もサイトから入手できるようになっているところもおすすめです。合格テキストは、毎年3月頃に最新版が発売され、過去問題集は、毎年12月頃最新版が発売されているようです。購入前に最新版が出てないかチェックすると良いと思います。

私は、基礎講習で使用したNASVAのテキストと下記の書籍を使って何度も繰り返し学習しました。過去問題集は、8回分掲載されています。8回全て合格ラインに達するくらい繰り返し解くと合格に近づけます。



 ユーキャンの運行管理者<貨物> 合格テキスト&問題集もおすすめです。


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Posted by 栗原誠